今の職場を辞めて別の職場で働きたいと思っているときにはどのようなプロセスを経る必要があるのでしょうか。基本的な流れを理解して、今がチャンスと思い立ったときにスムーズに次の職場で働き始められるようになりましょう。
まずは次に働く職場を見つけ出そう一番最初にやる必要があるのは次に仕事をする職場を見つけ出すことです。求人サイトや転職エージェントなどを利用すると在職中でも次の職場の求人を見つけて応募することができます。ハローワークで仕事を探したい場合には退職を先にしなければなりませんが、仕事を辞めてしまうと次の職場が見つかるまで収入もキャリアも途絶えてしまって不安になるでしょう。
思い立ったらまず次の職場から内定をもらうのが肝心です。給与や勤務場所、勤務時間や福利厚生などの希望の条件を決め、該当する条件を満たしている求人を選んで応募するというのが基本になります。
そして、書類選考と面接選考を受けて内定をもらうことができたら入社できる日にちはいつかという話になるのが通例です。
内定をもらえそうだという感触があった頃から始めなければならないのが退職のプロセスです。内定を獲得したときに何月何日に入社できるかを聞かれることが多く、場合によっては交渉しなければなりません。そのときまでにいつ入社可能かを判断しておくとスムーズに話が進みます。
退職するためには上司に退職願を提出することが必要です。ドラッグストアや調剤薬局なら店長、病院なら薬剤部長が提出先になるでしょう。ただ、すぐに受理してくれるとは限らず、引き止めにあうこともあります。
また、退職前に引き継ぎをしなければならないので1ヶ月くらいはかかってしまうのが一般的です。その相談も含めて早めに上司に話を切り出しておくのが賢い方法です。
次の職場も決まって退職のための引き継ぎも終えたら、あとは期日が来たら退職と入職の手続きをすれば新しい職場で働き始めることができます。このときに実務的に必要になるのは現職の職場から書類を受け取って次の職場で担当課に提出することだけです。
一般的には提出が必要な書類を現職の職場でまとめてくれます。そして、次の職場でも誰に提出すべきかを入職時に教えてくれるので特に難しいことはありません。ただ、書類の不足があるとトラブルになるので、どんな書類が必要かを転職先にリストアップしてもらい、現職の担当部署に伝えて準備しておくのが大切です。