薬剤師は需要の多い専門職であり、人の健康に役立つやりがいのある仕事です。そのため、この仕事に就いて満足する人もたくさんいるはずですが、仕事である以上、辛いこともあります。ここでは、そんな点に関して取り上げると同時に、その対策に関しても書いていくつもりです。
■調剤薬局で辛いと感じる点について薬剤師の職場としては、調剤薬局が最も多いはずですが、ここで辛さを感じる場合としては、店長の方針と自分の仕事に対する気持ちが合わないということが考えられます。例えばお客さんの健康を考えた場合、あまり出したくない薬でも店長の方針で出さざるを得ないというようなこともあります。薬局の場合は、商売であると同時に健康に関わる場所でもあるので、この2つをどのように両立させていくかということはやりがいがあると同時に難しい点でもあり、その店のやり方に納得できない人達が出る可能性があるでしょう。そして、このような場合は、信頼できるような他の職場の医療関係者の知り合いに相談してみたり、いろいろな医療関係者の体験談などを読んでみると参考になるでしょう。
■人間関係が辛さの原因になる場合多くの仕事では、職場で辛いと感じる場合には、人間関係が原因になることが多いと言えます。そしてこの種の仕事では、同僚との関係だけでなく、お客さんとの関係もありますし、病院の場合では医師や看護師など、他の職種の医療関係者との関わりもあるので、その中で辛いと感じることが出てくるのは当然でもあります。さらにこの仕事の場合には、お客さんや患者さんの健康に関わるものなので、辛い人間関係があっても仕事をしている限りは責任を持って行う必要があり、そのような場合にはかなりストレスになる可能性が出てきます。そんなときは、ストレス解消になるような趣味などに打ち込むようにしたり、あまり辛い場合はカウンセリングを受けてみるのも良いでしょう。
■転職を考えた方が良い場合もあります薬剤師の場合には求人も多いので、どうしても現在の職場で辛さを緩和できない場合は、転職を考えてみることをお勧めします。ただ、このような場合には職場を変わることが一番の目的になってしまって安易な転職をしてしまうと、新しい職場でも満足できなくなる可能性が出てくるので、自分に合った職場をしっかりと探すことが大切です。そして、このようなときには、転職サイトやエージェントなどに登録して、アドバイザーに自分の希望や転職したい理由を伝えると、多くの事例を知っているプロの立場から、それぞれに適した職場を紹介してくれる可能性があるので、このようなところを利用してみると良いでしょう。