必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2020年05月01日

一体どれくらいのところまでおこなえるか

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薬剤師として働く場合、何もかもができるのではなく、法律によって可能な医療行為の範囲が決められているため、できることは限られています。では実際には一体どこまでのことができると思う許可されているのでしょうか。

従来は患者に触れてはいけないと言われてきた

従来、薬剤師はその仕事を全うする場合に、患者には触れることができない、触れてはいけないと言われてきました。しかし、現在では変わってきており、フィジカルアセスメントはできるということになってきています。もちろんまだそれが主流となっているわけではないので、許可されていないところも少なくありません。

また、フィジカルアセスメントも過剰になってしまえば医療行為としてどうしても判断されてしまう可能性が高くなるので、その点には注意する必要があります。したがって、実際にはどこまで許可されているかということをしっかりと理解しておくことが非常に重要になってくるといえます。

そもそもフィジカルアセスメントとは何か

フィジカルアセスメントとは、簡単に言うと患者自身の体の調子を判断することで、そのためには問診や視診などをおこなうことになります。また触診や打診、さらに聴診などでも調子を判断することができ、これをおこなうことで薬が正しく使用されているかどうかを判断することに繋がります。

ただ、今までまだまだ新しい考えのため、実際に実行している人はそれほど多いと言うわけではありません。また、正しくおこなうためにはスキルを身につけることも重要で、現在ではフィジカルアセスメントの講習なども行われてきている状態です。

そもそも許可されていないので注意が必要

薬を調剤するだけでなく患者の様子をみて薬が正しく利用されているかなども判断することは重要なのですが、そもそも法律によって薬剤師は医療行為ができないと言うことになっています。したがって、フィジカルアセスメントをおこなった場合も、もしかしたらそれが違法行為となってしまうこともあるので注意しなければなりません。

そもそも。医行為に関しては医師でなければおこなってはならないと医師法によって定められています。したがって、それ以外の人がおこなってしまうと、違法行為とみなされてしまいます。ただ、医行為以外で有れば医師以外でもおこなったとしても問題はないため、まずは許可されているものをしっかりと理解することが重要です。

現在許可されているものとしては、体温や血圧を測定する、さらに皮膚に湿布を貼ったり点眼などをおこなったりなどです。したがって、これらの許可されているものに関しては、もしおこなったとしても法に問われることはないと言えます。