必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2020年09月08日

それぞれの職場の特徴を知っておこう

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薬剤師の職場の代表格といえば薬局ですが、ほかにもドラッグストアや病院などの選択肢もあります。ここではそれぞれの職場の特徴やメリット・デメリットなどについて説明しています。自分に合った職場を見つけることが、快適に働くためのコツです。

薬局が就職の鉄板と言われる理由は

薬剤師の職場には病院やドラッグストアなどもありますが、最大の職場は昔も今も薬局です。全体の60%程度が薬局に勤務しており、就職・転職における第一の選択肢となっています。薬局は給与・福利厚生が安定しており、病院やドラッグストアと比べても高収入です。

50〜100万円程度も年収が高いことから、働くなら薬局と考えている人は多いでしょう。調剤薬局で出世するためには、マネジメント能力が必要になってきます。チームワークの形成が得意な人、コミュニケーション能力が高い人などは管理職に向いています。

薬局の案件は年間を通して募集しているので、薬局を含めて仕事探しをすれば好待遇案件が見つかる確率が高いです。年収600万円以上を提示する薬局もあり、勤務エリアを問わずに高収入を期待できます。都市部だから年収が高いとは限らず、地域における需要のほうが大きく影響します。

接客対応が得意な人はドラッグストアも

ドラッグストアでは一般用医薬品や健康食品、その他用品の取り扱いをします。ドラッグストアは薬局と比べて年収は下がる傾向がありますが、店舗側の運営能力が大きく影響してきます。オーナーの手腕がよければ薬局以上の収入を期待できる場合がありますが、逆にいえば給与がかなり安い店舗もあるわけです。

ドラッグストアは接客業務を兼ねていますから、人当たりのよい人材が重宝されます。笑顔で接客対応ができる人、会話するのが好きな人が好ましいです。将来的に店長まで上り詰めることができれば、薬局以上の高収入を期待できる可能性があります。

病院で実績を重ねれば転職で有利に

薬剤師にとって病院という職場はそれほどポピュラーではありません。収入を見ても薬局やドラッグストアと比較すると少ない傾向があり、高収入を得るという観点からは得策ではないです。一方で病院やクリニックの業務に携わると、大きな自信を得ることができます。

医師や看護師との連携も要求されるので、必然的に周りと協力するスキルが生まれます。病院の業務を経験すると、薬局やドラッグストアの業務が楽に感じるという人は少なくありません。それゆえ病院業務を経験するならば、年齢を重ねてからよりも若いほうがいいわけです。