日本にはいろいろな国家資格がありますが、薬剤師を選んだ場合の将来性はどの程度あるのか気になる所です。折角難しい国家資格を取得して収入が低いと悲しいですから、実際に働いたときの収入面についても分かりやすく紹介していくので、参考にしてみてください。
薬剤師の仕事を考えたときに、薬局で薬を販売したり調剤作業をしたりするので、基本的に仕事がなくなってしまうリスクは低いです。薬を必要としている人が存在する限りは仕事はある可能性が高いので、安定して働けると考えられます。
日本では少子高齢化が年々進行していますし、高齢者の人口は2040年ぐらいまでは増え続けると考えられていますから、薬の需要は増していく可能性が高いです。若いときは薬を使用しないでも自力で病気を治せるかもしれませんが、体力が弱ってきた高齢者の多くは薬を上手く活用する必要があります。
病気の種類に合わせていろいろな薬を服用することになるので、飲み合わせなどを上手くコントロールする存在として欠かせない筈です。そのため数十年先まで仕事が失われるリスクは低いと考えられますから、安心して国家資格の取得を目指せます。
薬を扱うスペシャリストとして活躍することになるので、収入面の心配もそこまで必要ありません。30代ぐらいになると平均して500万円程度の年収を稼ぐことができるので、生活に困らない程度の収入は手に入れられます。
ただ働く場所やスタイルによって年収に大きな違いがあるので、その点は注意が必要です。一般病院で働く場合はボーナスを含めれば平均して500万円程度の年収になりますが、ドラッグストアなどでアルバイトとして働くスタイルを選んでしまうと一気に収入が少なくなってしまいます。
折角の国家資格を活かすのであれば一般病院や調剤薬局などで、働く道を選んだほうが安全です。
調剤をするときや合法的に薬を販売するときに欠かせない存在だけに、国家資格を取得しておくと安定して仕事を見つけることができます。求人倍率も他の一般的な事務職よりも高くなっているので、余りにも選り好みをしなければ仕事を見つけることが可能です。
不況になっても薬の必要性には影響は少ないので、景気の動向に左右されずに働けるのもメリットになります。病院や調剤薬局などで働く以外にも創薬研究者になる道や麻薬取締官になるような選択もできるので、とても夢がある仕事です。