必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2021年08月06日

薬剤のプロも大変さを口にするときがある

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薬剤業務に従事するお仕事は、強い副作用のある薬を患者さんに投与することもあり、命のリスクも背負い込むことになり、決して間違いを起こすことは許されていません。また、国家資格取得をしてから就職をした後々も、新薬の開発があれば、新しい疾患名が発表されれば、それなりに勉強を続けていかなければならず、高給という背景には、薬剤師にしか分からない大変なことも多いと言います。

接客という業務がツラくなるときがある

お仕事の大変さを一番に上げるのは、なにも薬剤の専門家だけではないでしょうが、患者さんへの接客のツラさを口にするケースは圧倒して多いようです。もちろん、患者さんは薬剤について全く知識もないので、理不尽なことを言ってしまうことも致し方ないのですが、調剤併設型のドラッグストア、病院内薬剤師にとっては、対応に苦慮しています。

例えば、調剤の患者さんが処方箋を持って来店されます。調剤の患者さんの投薬対応をしながらもレジ業務も担うケースもあります。混み合うときでもレジを1台のみで対応しているケースもあります。インフルエンザなど、流行病のときにはお昼休憩もなしで患者さん対応をしているケースもありますが、それを知る余地もない患者さんからは、早くしてほしいと催促もされるようで、余裕ない事態に困惑する声も耳にします。

処方箋の枚数次第で忙しくなるフィールド

薬剤求人情報をチェックするとき、多くの方々が多忙ではない医療機関や関連する施設に目を向けるといいます。そのひとつは、処方箋の枚数をチェックしています。求人情報には、必ずといっていいほど、1日の処方箋の枚数までが記載されていて、これによって業務過多なのかが見て取れるといいます。

就職一年目であれば、やる気スイッチが入っているだけに業務量の多さよりも経験値を稼げることだけで就職してしまうケースもあります。外来も院内処方の病院というケースでは、外来処方を調剤監査しなければなりません。

それと同時に、副作用のある薬はカウンターにて説明します。病院勤務では、担当する病棟業務も担うチーム医療が一般的です。入院患者の処方内容も確認しなければならず、1日の処方箋枚数にこそ着目しましょう。

調剤のみが業務ではない訪問薬剤

体力的、精神的にツラい、シンドいと感じる方は意外に多いようです。例えば、在宅訪問に伺うケースも増えています。これは、在宅訪問サービスが夜の遅い時間帯まで行われているためで、仕事に終わりが見えないといいます。

個人宅のみならず、老人ホームなどの施設に在宅業務を依頼されることもあります。医師に同行して往診、それから調剤、監査を行いますが、医師やケアマネジャーへの報告書、患者さんへの請求書の作成などがあるので、残業時間は毎日のように作られている話しです。