必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2021年08月15日

海外での業務経験を生かせる勤務先はあるのか

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海外の医療機関や研究機関などで業務経験を積んだ薬剤師は、国内外の外国人の患者が多い病院や外資系の製薬会社、大手企業など様々な場所で活躍の場が広がっています。特に、調剤や服薬管理などの業務が得意な人や、英語をはじめとした語学力に長けた人は、年齢に関係なく好条件で就職をすることもできます。

外国人患者が多い病院では語学力が高い人が必要

各地の病院の中でも外国人患者の割合が大きいところでは、語学力が高い薬剤師が必要とされており、特に海外生活が長い人や、有名な大学や大学院を卒業した人が重宝されています。そうした中、日々の業務の中で調剤や服薬指導などの業務だけでなく、様々な場面で専門性を発揮したい人は、語学力を高く評価してくれる職場を探すのがおすすめです。

最近では、各地の都市部を中心に、外国人の患者をメインに診療している総合病院の数が増えているため、積極的に求人先に問い合わせをしたり、院内の見学を希望したりすると良いでしょう。なお、採用時に求められる語学力の水準については、病院の方針や外国人患者のニーズなどによって異なるため、じっくりと情報収集をすることが大事です。

外資系製薬会社では実務経験が長い人が活躍しやすい

外資系の製薬会社においては、海外での実務経験が長い薬剤師が活躍しやすい環境が整っており、過去の業務で得た知識や技術を発揮することが可能です。製薬会社に就職をしてから医薬品の営業や製造開発など自分の興味のある分野の仕事にチャレンジをしたい人は、就職活動中にそれぞれの会社の事業内容や、中途採用者の配属先についてよく調べておきましょう。

また、外資系の製薬会社に転職をする際は、実務経験の年数や過去の業務の内容によって、基本給や手当の金額に大きな差が出ることもあります。そのため、転職後に収入の面で後悔しないようにするには、余裕を持って高収入を得られそうな会社の求人をチェックすることが大事です。

医療関係の製品を扱う大手企業でも高収入を狙える

医療関係の製品を扱う大手企業においては、国内外の医療現場や製薬会社などでキャリアを積んだ医療従事者を対象に中途採用試験を実施しているところが多数あります。

そこで、病院や製薬会社ばかりでなく、一般の企業の求人票に目を通したり、医療関係の転職相談会などの機会に参加をして、自分に向いていそうな職場を見極めることがおすすめです。