必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2023年07月13日

薬局と関係するMRとMSについて

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MRとは、製薬会社に勤務する医薬品情報担当者のことをいい、病院の医師などに自分の会社の医薬品の情報を提供するという役割があります。また、MRは医師から薬に関する情報収集も行います。MRは医療関係者を訪問することで、医薬品の品質や有効性、安全性などの情報を収集したり、提供したりします。

医薬品に関する情報を的確に提供することを

MRは自分が担当している医薬品についての情報を提供する際に、どんな症状にどのくらいの量をどのように薬を使用すると効果があるかを伝えます。薬剤師として製薬会社のMRの職に就くこともあります。

MRは医師から薬の副作用に関する報告受けた場合は、ただちに自分の所属する会社に報告します。医薬品が販売される前には、厳しい試験と審査が必要となります。そうした過程で承認された医薬品でも、その効果や副作用のすべてが明らかになったわけではないです。

MRは新しく判明した副作用に関する情報を収集するという大切な役割があります。

医薬品卸のMSの役割について知る

MSとは医薬品卸の営業担当者のことです。医薬品を医療機関へ販売するという役割があるのがMSで流通価格の決定権を持っていて、医師と医薬品についての情報交換も行います。

MSの主な業務は病院や薬局からの注文に応じて、医薬品を届けることにあります。緊急の薬の注文に対しても迅速に対応する必要があり、その業務を行うにあたっては対応力が試されます。薬剤師として薬局に勤務すると、MSに緊急の発注を行うこともあります。

緊急の注文の場合は、特殊な医薬品であることもあります。MSに求められることは変化していて、医療行政情報や病院経営などの相談に応えることも期待されています。

さまざまな人と関わることを意識する

薬剤師としても求められることとして、さまざまな人とのコミュニケーションを的確に行うことがあります。薬局に勤務していますと、患者との関わりが多くありますが、MRやMSとの関わりも多いです。

MRやMSが提供してくれる情報は、的確に活用する必要があります。MSは医薬品の評判や納入価格などに関する情報を提供してくれます。MRは自社に関する薬の提供を行いますが、MSは幅広いメーカーの薬に関する情報を提供するという違いもあります。

薬局勤務する際には、こうした違いを意識して上手くコミュニケーションを図るのが大切となります。