必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2023年07月19日

ドラッグストアで働く場合に必要となる知識

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病院に行くほどでもないが病気を治したいという方が市販薬を購入しに来る場所がドラッグストアで、薬剤師の就職先の一つとしても知られています。一般の店員や医薬品登録販売者では取り扱うことの出来ない要指導医薬品や、第一類医薬品を取り扱うことが出来るため必要な存在と言えるでしょう。

登録販売者と役割分担すると便利

お客さんがドラッグストアで購入する薬の相談をする場合に、薬剤師と医薬品登録販売者が名札をつけることでどちらに相談すれば良いのか決めやすくなっています。購入予定の薬が第一類医薬品の場合はもちろんのこと、妊婦が薬を購入する場合にも詳しい薬剤師に相談が来るケースが多くなっています。

出来れば大勢のお客さんの質問に答えられるように、登録販売者では扱えない薬を主に扱うようにするなど販売時の分担をあらかじめしておくと良いでしょう。要指導医薬品と第一類医薬品に関しては、ショーケースの中で鍵をかけて販売しているためお客さんの方も種類を判断しやすくなっています。

健康の質問に答えてアドバイスをすることもある

ドラッグストアでは病気の症状が軽い人や以前病気に罹ったことがある人など、様々な状態のお客さんがやって来ます。お客さんが薬の購入を決めかねている場合であっても、体調に関する相談や飲み合せに関する質問に答えるのも仕事の一つです。

質問内容から察して通院が必要だと判断した場合には、医師に診てもらうようにアドバイスをすることもあります。ドラッグストア内の調剤薬局コーナーに来局した人を正式な形で病院を紹介する方法もあり、医師への紹介状を書いて使用中の薬についても記載します。

このようにドラッグストアと調剤薬局コーナーが一体もしくは隣接となっている店舗も増えていて今後も定着していくでしょう。

休日も必要な薬を購入出来る便利な時代へ

門前薬局のように病院の開院時間と連動している場合には、休日や祝日には患者さんも薬を購入出来ないことがありました。最近のドラッグストアに併設されている調剤薬局では、ドラッグストアの営業時間に合わせて業務を行うため、休日や祝日に関係なく薬を渡すことが出来ます。

待合室などを広めに設けるドラッグストア併設店舗もあり、かかりつけ薬局として使いやすいように工夫を凝らしているのが特徴です。休日のみのアルバイトを募集しているドラッグストア併設の調剤薬局もあるので、掛け持ちで働きやすくなっています。