必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2023年08月24日

ネット通販会社で働く場合の仕事内容とは

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インターネットでも医薬品が購入出来るようになりましたが、それでも第1類医薬品を販売する場合は免許が必要です。では免許を持った薬剤師がネット通販会社で働く場合、どのような仕事内容か詳しく見ていきましょう。

医薬品販売サイトと実店舗の管理

医薬品の販売サイトは法律によって厳しく規制されており、薬機法を詳しく分かっていないと知らない内に違反してしまう可能性があります。その為サイトの管理者となって、販売サイトの管理や更新作業等を行うのが薬剤師の仕事です。

またネット通販会社でも、法律で医薬品を販売する場合、実店舗を持っていなければならないと決められています。さらに週に30時間以上実店舗営業をするというのが必要で、ネット販売の半分以上の時間を開店していなければなりません。

もちろんそこで必ず調剤しなければならないという事はありませんが、実店舗に来た人への対応を行うというのも仕事です。他にも物流センターで管理者として働いている場合は、ネット管理だけでなく倉庫に保管されている薬の品質管理を行うというのも仕事に含まれます。このようにネット通販会社で働く事になっても、勤務する場所によって仕事も増えるので、サイトの管理が仕事の中心ではありますが、それだけではないという事は知っておきましょう。

購入記録の管理と第1類医薬品の情報提供

購入記録の管理を行うのも仕事です。ネット販売した医薬品に関しては、購入者の情報がそのままデータベース化されますが、実店舗で購入されたものは、自分でデータベースに打ち込んでいきます。特に第1類医薬品や要指導医薬品は購入記録が必須です。

第2類、第3類医薬品は努力義務なので、絶対に記録しなければならないという訳ではありませんが、大抵の人は念の為データベース化しています。また第1類医薬品の情報提供も大事な仕事の1つです。

購入希望者が説明はいらないと言っても、適正に使用出来る場合以外は情報提供が免除される事はないです。この判断は薬剤師の資格を持った人にしか権限がないので、必ず有資格者が行わなければなりません。

お客さんからの医薬品に関する問い合わせ対応

お客さんからくる医薬品に関する疑問や不安点等に応えるというのも重要な仕事です。ほとんどはメール対応ですが、電話がかかってくる事もあるので、その場合は電話で対応します。こうしたお客さんに対する対応はネットだからと言って変わる事はなく、対面と同じように行います。

つまり必要であれば病院への受診をすすめますし、場合によってはお客さんの健康管理のサポートを行ったりもします。