必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2017年02月15日

病院全体の動きを把握できる仕事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

薬剤師には薬の管理業務を行います。主に医療機関で働き、医薬品の出庫・在庫管理を行い発注を行う入庫管理、使用期限が守られているかの管理業務も行います。医療チームとして働き病院全体の動きを把握することができる立場で業務を行っていきます。

■院内にあるすべての薬の在庫や管理業務

薬品管理業務の職場は主に病院などの医療機関です。医薬品の出庫・在庫状況をみながら必要や薬を発注する購入管理を行います。院内にあるすべての薬剤の入出庫する数を集計して使用期限の管理や保管する場所は適切か、過剰に在庫していないかリストを作ってチェックを行う在庫管理業務を行います。

毒薬や劇薬など法規制が必要な薬剤の管理、病棟などの各部署に必要な薬が供給されているか使用されている量が適性なのかを確認する供給管理といった薬品の管理業務を行います。供給管理は品目や入出庫、使用量が適正なのか見直し業務を行います。

製薬会社や薬の卸業者、医薬品倉庫での薬の管理を行うことがありますが、倉庫や会社内の入出庫の状況から発注をしたり、保管がしっかりとされているか、使用期限が守られているかの管理業務を行います。

■病院内で働いている場合のやりがい

薬品管理業務として病院内の薬剤部に勤務している場合には、医師や看護師、自分以外の薬剤師と連携をして情報を共有して仕事を行い、医療チームの一員として入院している患者や外来の患者の治療にあたっています。

発注管理や情報収集を行い、病院全体の動きを把握することができるというやりがいがあります。細かな入力作業も行いますが、地味な入力業務でも病院全体の動きを把握するきっかけとなるため、医療チームのなかでも全体を把握することができる数少ない立場です。

倉庫や企業内で働く場合には、場所によっては1人または少人数で管理を任されていることがありますが、卸問屋や医療機関との中心となり他の企業の人達とのコミュニケーションが必要です。

■年収や求人、持っていると役立つ資格

薬品管理業務の仕事は残業や休日出勤はほぼなく規則的に働くことができます。勤務する医療機関によって金額は多少違いはありますが、400〜500万円の年収が多く、倉庫や企業で働く場合でも基本的には残業や休日出勤が少なく働きやすい環境です。

都市部か地方という違いがありますが平均年収が350〜450万円程度です。薬剤師は国家資格で薬剤情報を通じているため業務を行うためには特に資格は必要がありませんが、麻薬や劇薬などの安全性が低い物質の取扱いを行うため毒薬劇物取扱責任者などの資格があると業務を行う上で有利に働きます。

規則的な勤務時間、産休・育休など取得しやすい職場環境なため離職率が少ないため求人は少なく、ほとんどの場合正社員として募集されるためパートや非常勤勤務としては求人はさらに少なくなります。