SNSやスマホが普及してから様々な分野でのコミュニティサイトが生まれましたが、中には薬剤師が利用するコミュニティサイトも存在します。では、薬剤師にとってコミュニティサイトとはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
薬剤師が利用するコミュニティサイトには主に情報系や勉強系があり、最新の情報から医療従事者として学ぶべきことまで内容は様々です。専門的な知見や情報が多く、情報が更新されるまで時間がかかる分野のことを知りたい方や、自分が得た知識の正確さを確認したい方などが利用するとメリットになるサイトとなっています。
普段のスキマ時間に何気なくスマホのサイトを眺めているよりも、コミュニティサイトを閲覧すれば医療の情報をアップデートすることもでき、知らなかった情報に触れることで視野も広がります。
交流サイトでしたら、自分が抱えている悩みや不安を一人で抱え込まずに済み、参加者が答えを教えてくれたり助言をくれたりするので、仲間意識が芽生えて仕事への意欲にも繋がります。
仕事をしている上で生じた疑問や悩みは、すぐに同僚や上司に相談したいところですが、職場によっては忙しくて話しかけるタイミングが掴めなかったり、真剣に取り合ってくれなかったりと悩む方も少なくありません。ですが、コミュニティサイトでは時間や場所を気にせずに気になる情報をチェックすることが可能です。
また、悩みに対しても色々な方が答えてくれるため、様々な視点からの答えやアドバイスは医療従事者としての気付きにもなります。
なお、コミュニティサイトの利用の注意点には、身分の証明や職場の提示などが求められることが挙げられます。これは医療に関するサイトのため遊び半分で利用されることや荒らされることへの対処法の一つではありますが、職場などを知られるのは嫌、という方は証明や提示などがないサイトを利用しましょう。
デメリットとしては、無料サイトが多数ある中、有料サイトが存在することですが、こちらは有料な分信頼性の高いサイトとなっているので使い方によってはメリットとなります。また、サイトが便利すぎて暇さえあればスマホを見ている、という状態は周りの同僚や上司、あるいはたまたま見かけた患者さんからはあまり良い印象を与えないので、ほどほどに利用をするようにして、自分のキャリアアップのために活用してみてはいかがでしょうか。