必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2023年11月14日

ドラッグストアで働くことで身に着くスキル

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ドラッグストアでの薬剤師の仕事といえば、簡単な質問に答えながら市販薬を販売することというイメージを持っている人が多いでしょう。長く勤務していても、いろんなスキルが身につく職場ではないと考えているかもしれません。しかし、病院や薬局にはない業務が多数あり、ドラッグストアだからこそできる経験がスキルアップに大いに貢献してくれます。

取扱商品が多いので多角的な判断力が身につく

ドラッグストアは市販薬だけを扱っているわけではなくサプリメントなども販売しています。患者さんにとっては医薬品よりもサプリメントの方が向いている場合もありますし、医薬品との組み合わせが効果的な場合もあります。

適切なアドバイスをするためには薬と併せてサプリメントの知識も必要になります。サプリメントの知識が身につけば、その知識を活かした多角的なアドバイスができるようになります。

更に調剤部門を持っているドラッグストアなら調剤薬局で身につくスキルまで体得することができます。

幅広い顧客対応とスタッフ連携で対人スキルがアップ

医薬品だけではなく日用品や食料品などもドラッグストアでは扱っています。来店するお客様が求めているものもさまざまで、薬以外のものを目当てに来店する人は少なくありません。それらの来店者すべてが接客対象になるので取り扱いが医薬品に限定されている環境以上の接客スキルが身につきます。

更にスタッフも医療関係者に限られておらず、通常の小売店のスタッフと一緒に仕事をすることになります。立場もさまざまで正社員もいればアルバイトもいますし、年齢も幅広く学生から中高年者に至るまで働いています。

それらのスタッフとの連携も対人スキルがアップする要素になります。

一般企業に勤務しているような経営感覚が身につく

病院は医療機関としての収益構造を持っていますが、ドラッグストアは一般企業とほとんど変わりません。たくさんの顧客を確保して売り上げをあげて収益を得るという構造の中で、業績アップに貢献することを求められるのは薬剤師も例外ではないです。

病院なら売り上げや収益を意識する必要は無く、そのような言葉を耳にする機会もほとんどありません。特殊な環境で働くことになり一般企業の人と感覚がずれてしまうこともあります。ドラッグストアに勤務することで、一般企業の会社員と同じようにビジネス感覚を手に入れることができます。