必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2023年11月19日

勤務する病院規模によって仕事が変わる病院薬剤師

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病院は薬剤師の代表的な職場ですが同じ病院勤務でも、その病院の規模によって仕事内容に大きな違いが出ます。病院ならどこも同じような仕事だろうと考えて、安易な選択をすると後悔するかもしれません。逆に事前にしっかりと調べて自分に合ったところを選べば、生涯働きたいと思える職場と出会える可能性が高まります。

病院の規模によって違うチーム医療における役割

医師や看護師を含めたチームを組んでチーム医療に従事することは、病院の規模の大小にかかわらず共通していることですが、チーム医療において果たすべき役割には違いがあります。大規模病院ならチームのメンバーが充実しているので専門分野に特化した業務を行うことが多くなりますが、中小の病院なら担当する範囲が広くなります。

薬のプロとして誇りをもって専門分野に特化した業務に集中したい人は大きな病院が向いていますが、幅広く担当して全体に関わっていきたいと考える人には小さな所の方が向いています。

ワークライフバランスの調整にも病院規模が影響

仕事を選ぶ時にはプライベートな時間を充実させることができるか否かも重要な判断材料です。病院勤務ならどこでも大差はないと思っている人や、大きなところの方がスタッフが多くて勤務シフトも融通が利くイメージも持っている人がいますが、現実はイメージと違うことが多いので思い込みで判断するのは危険です。

ワークライフバランスの観点から見れば小さな病院の方が調整は楽になることが多いです。大病院なら基本的に夜勤があるのに比べて、小さな所なら日勤のみのところもあります。

夜勤があるところでも、病院規模が小さいところの方が都合に合わせた希望を受け入れてくれる傾向があります。自由を求める曜日や時間帯を考慮して選択することが大切です。

対応する患者の幅も病院規模が影響する要素

病院には診療科目が設定されていてそれに応じた患者が来院します。大型病院なら複数の診療科目が設けられているのでいろんな患者が訪れます。薬剤師の仕事も多岐にわたりさまざまな症例を経験することが可能で、特殊な科目を持っているところなら、その病院だからこそできる経験もあります。

一方小さな病院だと多くの診療科目を持っている所は少ないので、関わる症例も限られています。いろんな症状の患者との仕事が経験したいなら大型病院ということになり、同じような症例の患者に対して自信をもって仕事に取り組みたい人は、中小の方が向いているということになります。