必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2023年12月08日

調剤した医薬品を使用できる期限

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薬剤師が処方している医薬品にはそれぞれ使用できる期限が決められています。こうした期限を守って薬を服用することは、怪我や病気を治療するために医薬品を服用している患者にとって非常に重要なことです。ここでは、このような医薬品を使用できる期限のことについて解説します。

手元に残った不要な医薬品を捨ててもらうための指導

医薬品を患者に使用期限内に服用してもらうためには、調剤をした薬剤師が正しい薬の服用方法を指導することも重要です。このような服薬の指導もこの仕事をしている人がしなければいけないのは、クリニックなどの医療機関で診察をしている医師が処方をした医薬品は、基本的に処方がおこなわれた日から医師の指示に従って、正しく服用する必要があるからです、医師の処方通りに患者が医薬品を服用することにより、患者は使用できる期限が経過する前に処方された医薬品を使い切ることができます。

もし何らかの理由によって、飲み忘れた医薬品が患者の手元に残ってしまった場合には、それを使用せずに速やかに廃棄することを指導する必要があります。痛みなどがなくなって処方された医薬品を飲む必要がなくなった場合にも、手元に残っている医薬品は捨てるように指導が必要です。

医薬品の廃棄を指導した方が良い理由

薬剤師が、手元に余った医薬品の廃棄を患者に指導した方が良いのは、医師が処方をした医薬品は、特定の人の病気や怪我を治療するために処方されたものだからです。同じ種類の病気や怪我が発症した場合でも、発症した人によっては最適な医薬品が異なることもあります。

男性と女性では最適な医薬品が異なることもあり、若い人と高齢者でも使用できる最適な医薬品が異なることがあります。このような理由があることから、処方されて余った医薬品を他の人が服用することは危険であるので、余った医薬品は必ず処分をする必要があります。

同じ症状が発症した場合に服用されることがある薬

医師から処方された医薬品が何らかの理由によって手元に残った場合、患者が同じ症状を発症した場合に服用することもあります。例えば風邪を治療するために処方された薬が残った後に、数カ月後にもう一度風邪を引いた時に、残っている処方された薬を患者が服用するようなケースです。

このような方法で医薬品を服用することも不適切な方法であるため、調剤をした専門家が正しく指導する必要があります。