必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2022年01月05日

公務員として働くことのできる職場や仕事内容

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一般的に薬剤師の仕事は、薬局やドラッグストアでの調剤や服薬指導ですが、薬学の専門家として公務員として働くこともできます。実際にする仕事は働く場所によって違いますが、公立病院の勤務でない限り患者のための調剤に携わることはないです。ここでは公務員としてどのような仕事をするのかについて紹介します。

国家公務員として働く場合の職場と仕事

厚生労働省やその管轄下にある機関で働きます。そのためには資格を取得した上で公務員試験に合格することが前提条件になりますが、募集人員が非常に少ない上、高い専門性と基礎学力が求められるので難易度が高く合格するのは大変です。

主な配属先は医薬・生活衛生局、食品安全委員会などで、薬事行政に関する企画や食品衛生法の企画設定に関する真偽などに関わります。麻薬取締官も国家公務員です。必ずしも薬剤師である必要はありませんが、専門性を求められるため資格をもっていると有利です。

仕事内容は薬物乱用の抑制や規制薬物の売買の取り締まりなどです。国家公務員といってもどこで仕事をするかで内容がちがいますが、いずれも国レベルで国民の健康や福祉に関わることが仕事です

地方公務員として働く場合の職場と仕事

地方自治体や保健所、公立病院などで働きます。公務員でも国家公務員と違い、地方レベルで生活する人の健康と福祉を守ることが仕事です。地方公務員として仕事をするには資格を取得した上で公務員試験に合格する必要がありますが、国家公務員と同じで募集が少ない上に倍率が高いのでなかなかに難しいです。

主な職場は都道府県庁・市区町村役場、保健所や衛生研究所などです。仕事内容は地元の製薬メーカーへの立ち入りや監視・指導、病院で働く場合は外来患者や入院患者への調剤や薬の管理、保健所で働く場合は飲食店などの新設許可や立ち入り検査です。

衛生研究所では感染症の予防の研究や公衆衛生の管理などをおこないます。

公務員として働くメリットとデメリット

公務員として働く主なメリットは安定した仕事であることで、デメリットは定期的に異動があることです。公務員は身分が保障されており民間企業と違って倒産する心配も無いですし、福利厚生も充実しているので育児や介護といったライフスタイルの変化に合わせて安定して働くことができます。

ただしデメリットとして管轄エリア内で定期的に異動があるので住む場所を変える必要が出てきますし、そもそも募集が少なく、あったとしても倍率が高いので公務員になること自体が難しいです。