必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2022年01月09日

一般の薬局における調剤の仕事の変化

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薬局は最も多くの薬剤師が働いている職場です。薬局でおこなう仕事の内容は時代と共に変化しているので、働く人もより多くの仕事をおこなうようになっています。ここでは、こうした薬局における仕事の変化についてご紹介します。

時代とともに多様化している仕事の種類

薬局で働く薬剤師は、この資格が誕生したころから多く存在しました。資格ができたころの薬局で働く人の主な仕事は調剤をする仕事です。もう一つの重要な仕事は、患者に調剤をした医薬品の用法を指示することでした。昔の薬局に働いていた人はこの2つの業務を中心にして仕事をしていて、調剤や用法を指示するための知識が多く必要でした。

ですが時代が変わると、この職業に求められる仕事の内容も次第に変化するようになりました。調剤や用法の指示とともに新たに必要となったのは、医薬品の処方をした医師としっかり連携をとることです。

それ以前の時代は、医師と連携をしながら仕事をすることはあまり重視されていませんでした。ですが、患者が安全に医薬品を服用できるようにするためには、医師との連携が不可欠であることが多くの人に理解されるようになったため、薬局で働く人も医師との連携を強化することになりました。

新たにおこなわれるようになった仕事

時代の変化と共に、処方の内容をしっかりと確認することも重要な仕事になりました。古い時代には医師が処方をした医薬品をそのまま調剤することも多かったのですが、処方の内容に不明な点がある場合には医師に確認することも多くなっています。

処方の内容を確認してから調剤をすることにより、患者が安心して薬を使用できます。時代が変化すると、必要な仕事の数もさらに増えていきます。調剤を依頼した患者に対して必要なことを質問することも、しなければいけない仕事の一つです。

患者が安全に薬を服用できるようにするためには、患者から必要な情報を入手しなければいけないこともあるため、こうした質問が薬局でも積極的におこなわれるようになりました。わからないことがある場合には患者に一通り確認しておくことで、より適切な調剤ができます。

患者の薬歴を管理するための仕事

新しい時代の薬剤師には、患者の薬歴を管理する仕事も求められるようになっています。こうした仕事をすることも必要になったのは、複数の種類の医薬品を同時に服用する人の数が増加したからです。

薬の飲み合わせが悪いと体に悪い影響が出ることもあるために、専門家が薬歴を管理することが必要になりました。