必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2024年03月19日

病院勤務以外でも活躍の場が広がっている薬剤師

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医療における薬の役割とは、現在起きている症状の影響を緩和させることで人が本来持つ自然治癒力を活用して元の状態にすることです。そのため元の生活に戻れる水準に体調を戻すうえで重要な薬ですが、どんな薬にも共通するのが用法を守ることです。薬の中にある成分には、影響を緩和させるための材料に体に悪影響を与えてしまう成分が入っていることがあります。もちろん製造時に体に悪影響が出にくい量を加えて作るものですが、それでも使用すれば体調や体質によって影響が出てしまうことを避けることは難しいです。そのような薬の影響を最小限に食い止めるために、医療機関と薬局店で日夜活躍するのが薬剤師です。

患者に対して薬の知識を伝えるのが仕事

医療機関と薬局店で日夜活躍するのが薬剤師の仕事は、患者に対して正しい薬の知識を伝達することです。薬は使い方だけでなく、保管場所といった2次情報も重要になります。

そこで医療機関と薬局店で薬を渡すときや、渡した後に患者が不安に思うことがあったときに安心して使ってもらえるように再び伝えるのが主な役割です。

学校教育現場における役割として薬について伝える

医療機関と薬局店で日夜活躍するのが仕事でしたが、新しい取り組みとして小学から高校までの年代別で薬の知識を伝えることです。子供は成長途中のため、薬の使い方を誤ると影響が強く出てしまう可能性があります。

さらに薬の危険性を認識していないため、大人用の薬を服用してしまうなどの問題も起きるニュースがあるのです。そこで正しい薬の使い方をしっておくことで、今後の生活の良い助けになるということで学校教育の現場に派遣されることが増えています。

ドラッグ乱用防止として活躍している

新しい取り組みとして広まっているのが、各自治体の相談室で年代ごとにドラッグ乱用防止を促進するための悩み相談を行っています。ストレス社会といわれる現代社会で問題視されているのが、市販薬を大量飲んでしまう疑似ドラッグ症候群の増加です。

麻薬など違法薬物を摂取するのはリスクが高いため、そこで代わりとなるものとして風邪薬など市販薬を大量に摂取します。市販薬の成分の中には麻薬に似た効能を発揮する成分が入っていますが、本来であれば影響が出ない範囲で納められています。

しかし用法を超える量を飲んでしまうと、麻薬に似た効能の影響を受けて体に不具合が生じてしまいます。この疑似ドラッグの怖さは、のうの抑制効果によって依存性が高いことです。実際に依存性が重症化すると、薬を買うために借金をしたりなど体だけでなく生活も破綻するリスクもはらんでいます。そこで疑似ドラッグの危険性を知らせるだけでなく、なぜそのような状態になったのかをカウンセラーと一緒に相談に乗ることも新しい仕事となっているのです。