必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2022年02月06日

患者さんのために薬局内で薬剤師がしていること

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薬局に行けば必ずいるのが薬剤師です。いなければ薬局として機能しないと言っても言い過ぎではないです。体調が悪くなって訪れた時や、いざという時に備えて持っておくための薬を購入する目的で訪ねた際でも、購入を決める前に話をする相手です。存在が必要なことは薬局を利用した人なら誰でも分かることですが具体的に何をしているのかと言うと、いくつかの重要な役割を果たしています。

薬の利用者からの情報の受信者としての役割

薬は目的の応じたものを選択しなければ効果が期待出来ないだけでなく、健康を害する恐れさえあります。適切なものを選択するためには利用する側からの情報が不可欠です。どういった症状があるのかや、どういった事態に備えるための薬なのかを知る必要があります。

薬選びはそれを確認した後での判断になります。その判断を正確にするためには正確な情報が必要で、それを持っているのは利用者だけです。感覚的な表現には個人差があることを考えれば単に額面通りに受け取ればいいというわけではありません。

相手の内心を引き出すくらいの気持ちで受信することが求められる重要な作業です。

薬に関する情報の発信者としての役割

症状などから求めているであろう薬がある程度判断出来れば候補を示す作業に入ります。薬剤師は薬局に居る薬の専門家ですから、薬に関する情報を発信することは中心的な業務と言える大切なことです。どんな薬があって、どのような効果が期待出来るのかは専門家でしか分かりません。

インターネットを利用して自分で調べる人もいますが、専門家の知識を上回ることは通常ありません。ある程度知識を持った人も全くない人も同様に正確な情報を提供しなければいけない相手です。

情報の受信と発進の後に適切な薬を選ぶ役割

利用者からの情報を基に薬に関する情報の提供を行った後は具体的な薬選びに入ります。この際も全く受け身になって利用者が選ぶのを待つという立場ではありません。ある程度希望を訊きながら適したものへと導いていくことも大切になります。

不安な気持ちを持っている患者さんと常備薬の購入を希望する切迫感のない人とでは状況に大きな差があります。それぞれに応じた適切なものを候補の中から絞り込んでいく作業をします。最終的な選択権は購入者側にありますが、適切な薬を選びだす能力は専門家にしかありません。

責任感をもって対応することが大切な作業です。