薬剤の有資格者として、ドラッグストア勤務は若手から幅広い年代が活躍しています。女性有資格者の場合には、家庭との両立ができるかどうか、ここが職場選びでのポイントになるようです。ドラッグストアは、そうした家庭持ちにとって活躍しやすい職場です。しかし、他の職場でも活躍できるのでぜひ、ここからの情報を参考にしてみてはいかがでしょうか。
女性の場合には、育児、家事、そしてご両親がいるなら介護問題も出てきます。薬剤師として大いに活躍するにしても、家庭をないがしろにはできないので、正社員からパート勤務へと切り替えるケースもあります。おすすめとなる職場のひとつが、高齢者医療に強い病院勤務です。
多忙ではないにしても、しっかり知識・技術を増やすためには100床程度のリハビリテーション病院であるほうがよいでしょう。地域包括ケア病棟、緩和ケア病棟などが増えているので、需要と供給のバランスも良さげです。
また、救急病院とは違うため、年間休日も平均120日以上を取得することができます。地域包括ケア、緩和ケアに興味のある女性というのは、高齢のご両親の介護をやっていたり、いずれはそうした手が必要になる女性でしょう。病院での経験を積んでいくことも不可能ではありません。もちろん、子育てとの両立で勤務できる時間の制限があるのはデメリットかもしれませんが、しっかり経験を積んでいける環境が用意されています。特にポイントにすべきは、託児所の利用ができることでしょう。
薬剤師として長期安定を図りたいと考えるなら、職場の雰囲気も重要視しましょう。メンバーは薬局長をはじめ、20代の新人から幅広い年代の男女が活躍していることはポイントです。結婚、育児、介護に理解を示してもらいやすくなります。
特に、面倒見の良い薬局長という評判がある病院内勤務はおすすめです。リハビリ系の病院ならば、リハビリテーション科、整形外科、内科などの薬が中心でしょう。
それぞれ専任の担当制になっているのか、それとも混合しているのかだけはチェックしておきましょう。多忙さが違ってきます。
そして何より、家庭持ちが気にすべきは福利厚生です。治療費減免制度があるだけで、負担は違うはずです。これは、院内で受診した際は100%病院が負担してくれる制度、もちろん家族もそれなりに減免してもらえます。
自宅から通勤するなら住宅手当が付帯、これは世帯主以外でも可能です。さらに託児所ありなら、預ける方の負担は軽いでしょう。