必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2022年05月29日

ダブルライセンスに向いている資格

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

薬剤師の国家資格では、単体でも十分使い道はあり、薬局や病院、製薬会社などで薬の専門家として働くことができます。ただ、もうひとつ資格を取得し、ダブルライセンスを保有している形になると、仕事の質を高めたり、仕事の幅を広げたりできる可能性があります。では、どういった資格がダブルライセンスとして適しているのか、紹介していきます。

介護部門に関するケアマネージャー

薬の専門家は、ダブルライセンスとして、公的資格であるケアマネージャーを取得するという手があります。ダブルライセンスとして選ばれることが多い資格で、主に介護業界で活かすことができます。

介護を必要とする人は、何らかの病気を患っていることが多く、何らかの薬を日常的に服用する場合がほとんどです。薬の資格とケアマネージャーの資格の2つを取得していれば、その要介護者に対するより細かなサポートができるでしょう。

薬と介護の両方に精通しているということで、幅広い職場から求められる可能性もあります。ケアマネージャーの資格は試験を受けなければなりませんが、その受験資格は、国家資格を保有し、なおかつ指定された期間従事していることです。そのため、薬剤師の国家資格を活かして、後からケアマネージャーの資格を得ることも可能です。

知的財産権の国家資格である弁理士

ダブルライセンスとして、国家資格の弁理士を取得するという選択肢もあります。ハードルは非常に高いですが、2つの国家資格を保有しているということで、活躍できる場面が広がります。

弁理士は知的財産権を取り扱う資格なので、特に薬の権利が関係してくる製薬会社で活かせる可能性が高いです。そして、あらかじめ薬剤師の資格を保有していると、弁理士の国家試験で一部が免除されるため、合格する確率が高くなります。

英検やTOEICといった英語の資格

薬は日本だけではなく、海外で作られることも非常に多いです。そして、海外で作られた新薬の説明は、ほとんどが英語表記です。その薬の内容をすぐに把握したり、日本語に訳したりするために、英語の資格を保有しておくのも良いでしょう。

英検やTOEICなどが代表的です。また、薬局やドラッグストアで働く場合、日本語を話せない英語圏の人が訪れる可能性があります。そのような場合には、英語を話せる人が必要とされます。したがって、英語に関する資格を持っていると、求人でも有利になるでしょう。