必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2025年02月07日

やりがいのあるお薬のエキスパートの仕事

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医療現場では、お薬のエキスパートとして働く薬剤師と呼ばれる人がいます。医療機関内や薬局、ドラッグストア、製薬会社で働くお薬のエキスパートは、普段どのような仕事を行っているのでしょうか。日常的なお薬のエキスパートのお仕事について、分かりやすく解説します。

処方薬を調剤して服薬指導をする仕事

お薬のエキスパートが活躍する現場の代表格が、調剤薬局や医療機関の薬剤部です。調剤を担うお薬のエキスパートは、医師の処方箋に基づいて薬を調剤し、患者さんに服薬指導を行います。処方箋に指示されている内容は、必ずしも患者さんの症状に合っているとは限りません。

既に他の医療機関で処方された薬や市販薬を服用している場合、薬の飲み合わせに問題があるケースもみられます。1ヶ月に1度限りといった回数に制限がある薬の場合、前回受診してから一定の日数が経っていなければ、処方薬を患者さんにお渡しできません。

飲み合わせや日数等の問題点がないかを確かめた上で薬を調剤し、服用方法に関する服薬指導を行って、患者さんに渡すまでが調剤関連のお薬のエキスパートの仕事です。

市販薬の購入のアドバイスをする仕事

一般の医薬品を取り扱うドラッグストアでは、市販薬の購入のアドバイスを行います。医薬品だけでなく、健康食品やサプリメントを選ぶ際にアドバイスを求められることも多く、市井の人々が求める幅広い医療や健康関連の商品に対する知識を身につけておかなければなりません。

お薬を単品で服用するのには問題がなくても、何らかの薬やサプリメント等と組み合わせる場合、副作用のリスクが生じてしまうケースもみられます。お客さんが服用を検討している薬やサプリメントについて、併用しても健康上問題がないかをチェックし、安心して服用できる組み合わせを提案できる力を磨くことが大切です。

薬の服用管理の方法をアドバイスする仕事

薬剤師は、薬の服用管理の在り方に対する助言をする立場でもあります。健康長寿の時代、何らかの薬を服用しながら健康を維持して日々の暮らしを送っている人の数は、年々増加傾向を見せています。

複数の医療機関から処方された薬があると、服用タイミングや服用量を正しく把握してきちんと服用するのは、なかなか大変なものです。高齢者には、特に薬を管理するのが難しいと感じている人も多いため、薬剤師が積極的に声掛けをして、簡単に管理しやすい方法を教えてあげることが大切です。