必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2022年08月03日

薬のプロは6年間大学に通う必要がある

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将来は、薬を開発して今は治らない病気も全部治せるようにしたいと言う志を持った子供は多いのかもしれません。とても頼もしいですが、薬のプロになることはとても難しいことです。まずは、6年間大学に通って国家試験の受験資格を取りましょう。

大学の薬学部に6年間通わなくてはならない

以前、薬学部は4年制だったのですが、今では6年制となりました。このため、薬剤師になりたい人は6年間薬学部に通って卒業しなくてはなりません。大変なことですが、決まっていることです。

6年間通うわけですが、4年次になると薬学共用試験を受けます。5年次からは現場での実務実習がスタートしますので、この実務実習を行うにあたって必要な知識や技術をきちんと身につけているのかを調べるために、薬学共用試験があります。

6年次になると他の科と同様に卒業論文を書きます。また、卒業後のことも考えて、国家試験の試験勉強もしておかなくてはなりません。

薬学部を卒業したら国家試験を受験しよう

薬学部を卒業したら、今度は国家試験を受けて、合格しなくてはなりません。研究者を養成するためにある4年制の薬学部を卒業した人は、受験資格がないので要注意です。

4年制の薬学部を卒業した後に大学院で足りていない分の科目の単位を取っておく必要があります。また、実務実習ももちろん受けなくてはなりません。国家試験は、1年に1回しか行われませんので、不合格になると次の年まで受験することができません。

企業から内定をもらっていても、不合格になったら取り消されることがあるかもしれませんので、受験対策は万全にしておきましょう。国家試験で合格すればそれで終わりと言うことではありません。これだけでは薬剤師として働けないので注意しましょう。

受験で合格した後は申請をしなくてはならない

国家試験に合格して中には浮かれる人もかもしれませんが、浮かれる前にやっておかなくてはならないことがあります。実は、厚生労働省に申請して、名簿に登録して免許を取得しなくてはなりません。

ここまで来て、ようやく薬剤師として働くことができます。申請しないといけないので、忘れないでください。調剤薬局であっても、ドラッグストアや製薬会社、公務員であっても免許を取得が必要です。

6年間、頑張って薬学部で勉強してようやく手に入れたわけですから、免許をきちんと取得して自分の夢を叶えましょう。