必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2022年10月23日

それぞれの職場で活躍できること

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いざ薬剤師として就いてみたものの、やりがいを感じない人もいるかもしれません。それはもしかするとやりがいではなく自分活躍できる職場ではない可能性もあります。職場により行う業務や得られるやりがいは異なります。安易にやめるのではなく自分のやりがいを再度確認して最適な職場を探していきましょう。

持っている資格をフルに生かせる

処方箋通りに調剤して薬を渡すのが調剤薬局でも基本的な業務です。薬は錠剤・外用剤・軟膏・散剤など幅広く扱っています。患者さんに投与していいのか監査しつつ投薬するのであらゆる技術を習得することができます。薬剤師としての基本的なスキルは調剤薬局でおおむね身に着けられます。

また、様々な処方箋に触れるので色々な病状を持った患者さんとお話しする機会も多くあります。身近なことから健康相談まで受けることで知識を深められるのは対話があってこそです。仕事をするほど知識が広がるのでスキルアップとしても良い選択肢になるでしょう。

同じ薬局で働くスタッフとも連携して取り組めるのもやりがいの一つです。医師や看護師などとも連携しチームの一員としてのやりがいが感じられるでしょう。患者さんに直接感謝されやすいのも魅力です。

一般用医薬品に特化したドラッグストア

ドラッグストアは仕事がたくさんあり何かとハードなイメージがあります。しかし、他の職場ではない仕事が行えたりスキルや技術が身につきます。患者さんへの薬を選ぶ際は医師の処方ではなく自分の判断で選びます。直接的にアドバイスできるのでドラッグストア特有のやりがいを感じられます。

主に扱っている薬は一般用医薬品(OTC薬)と呼ばれています。政府はセルフメディケーションを推進しており、一人一人が健康についての意識や知識が求められる時代です。風邪薬や胃腸薬だけでなく、コレステロールや血圧の薬など幅広い種類が販売されています。

OTC薬の知識を幅広く習得できるのもメリットです。待遇や給与面が他の職場より高い傾向にあるのもやりがいにつながります。地方・都心問わず給与面に不満を持つことはほとんどないでしょう。給与の高さを優先とするならドラッグストアは一番視野に入る職場となるでしょう。

病院でしか扱えない薬も担当します

病院では院内で処方される薬を薬剤師がすべて請け負っています。大規模な総合病院なら調剤薬局よりも幅広い医薬品を扱うことになるでしょう。抗がん剤や注射・点滴の混注も扱うのが病院の特徴です。薬の深い部分まで関与するのが主な仕事といえます。

ただ処方して終わりではなく患者さんの薬の効き目や副作用を見て治療に貢献していきます。投薬した薬に間違いがあれば医師に指摘して重大なミスを未然に防ぐケースもあります。専門知識を使って医師に敵綱処方を提案できるのも病院ならではでしょう。

他の職場にはない権限となるのがカルテです。患者さんのカルテを閲覧できる権利を持ち、患者さんの過去や現在の服薬を確認することができます。薬の専門家として医師や看護師に頼りにしてもらえて治療に貢献できるのが大きな役目となるでしょう。