薬剤師は特殊な職業の1つになるので定年は存在しないのではないかと考えてしまう方もいますが、そうではありません。大手の会社などの場合は60歳から65歳くらいまでしか働く事ができなくなってしまう場合もあります。
大手企業の場合は求人を見ると何歳まで仕事をする事ができるのか書かれている場合が多いです。収入を失いたくないので、1年でも2年でも長く働きたいと考えている方はなるべく長く働ける企業を見つけましょう。
50代で働けなくなってしまうと言う企業はなかなか無いので、その部分は安心しても良いです。しかし個人で行っている薬局などで働いている方や、これから働こうかと考えている方は、何歳まで働く事ができるのか見ても分からない場合が多いです。
なぜ書かれていないのかと言いますと、経営者が決める事になるからです。一方的に言われてしまうのではないかと考えてしまいますがそうではありません。しっかりとした話し合いの中で決める事ができます。
個人経営の薬局などで働く場合は、採用をするための面接などの際に何歳まで働く事ができるのかなどを伝えられる場合もあります。中には働き始めてから言われる場合もあります。年齢が若い方はまだ先の話になるので、あまり気にしない場合が多い部分ではありますが、ある程度年齢を重ねていて意識をするようになっている方は交渉もできます。
できればもっと長く働かせてもらいたいと伝える事によって、働ける年数を長くしてもらえる場合もあります。大手の場合は交渉をしても長くしてもらう事ができないので、この部分は個人経営の薬局などで働く際にしか得る事ができないメリットだと言えるでしょう。
交渉をしないと長くしてもらえる事はありません。
定年をした後は働く事ができないと考えてしまうと老後の事などを心配してしまう人もたくさんいます。しかし働けなくなるわけではありません。別の雇用形態で再雇用してもらう事もできます。
正社員として働いていた人に限られてしまう部分になりますし、正社員の時よりも明らかに条件が悪くなってしまうので、納得できない条件の場合もあります。パートなどで再雇用をしてもらうと、年下が上司になってしまう場合もあるので、その部分を我慢できるのかも考えておきましょう。
薬剤師はパートやアルバイトでも需要が多い業界になります。あまり会社から良い評価を得ていないと自身で感じていると再雇用を申し入れる事を諦めてしまいますが、働きたい人はまずは申し入れるようにしましょう。