必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2017年05月06日

いつもどんなスタイルで働いているかを大解剖

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医薬品について幅広い専門知識を持っている薬の専門家である薬剤師は、病気の時に薬を渡してくれる人というぐらいにしか印象がない人も多いですが、様々な場所で活躍しています。どんな場所で、どんな仕事着で仕事をしているのかをここでは紹介しています。

清潔感を重視した王道のスタイル

働く場所で王道なのが病院や診療所となり、薬剤部での調剤や薬の管理、医師への処方提案、患者さんへの服薬指導などを主に行っています。医療スタッフの一員として医師や看護師、医療従事者と協働・連携してチーム医療を行っており、仕事着は主に私服の上に白衣を着るスタイルで、清潔感が重要です。

また、病院勤務であれば、女性は髪が肩についたらまとめ、化粧は派手にならないようにし、男性は髭をきれいに剃ります。白衣の胸ポケットには、筆記用具や院内PHSを入れておくことが多いです。白衣の下は女性は黒のシャツや黒のパンツスタイルということがほとんどになります。

シューズは動きやすいスニーカーで、誤ってガラス片や注射器をふんでも怪我しないようにかかとやつま先が出ていない履物を選択します。

基本は病院とはかわらないがなじみやすく

病院や診療所の次に多いのが薬局です。薬局では、調剤と薬の販売、飲み方の指導や飲み合わせのチェックなどを行っています。来客した患者さんの健康相談に乗ったり、自宅や施設で療養する患者さんに薬を届けたりと地域に密着したサービスを提供する薬局も増えています。

そのため、基本白衣スタイルは病院と同じなのですが、より親しみやすい雰囲気がでるよう、またフットワークを軽くするために病院勤務よりもややラフさがある私服の上に白衣を着ることも多いです。

男性の場合は、白衣の下はワイシャツにネクタイスタイルの人も多いですが、動きやすさを重視したケーシーという白衣スタイルの者もいます。薬という命にかかわるものを扱うため、清潔感があり、きちんとした印象をもってもらえるのが大前提です。

安全に作業するためにガードする

病院や薬局以外にも行政機関や製薬会社などもありますが、スーツや白衣が基本スタイルになります。しかし、研究や無菌調整もおこなうなど毒性を持つものや強い薬剤を取り扱う際には特別な仕事着に着替えます。

口から吸い込んでしまわないようにマスクをし、目や髪に薬が付着しないように保護メガネをつけキャップをかぶり、薬がしみこみにくいニトリル製の手袋をつけるのが一般的です。体や衣服に付着しないようにガウンを羽織り、付着した場合は直ちに新しいものに着替えます。

床などにこぼれた薬剤を踏んでしまい、クリーンルームや研究室の外に薬剤が出てしまわないように靴にはシューズカバーをつけて仕事をします。