必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2017年06月24日

あらゆる薬の情報を持ったプロフェッショナル

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DI業務の「DI」とは、「Drug Infomation」の略であり、薬剤管理業務と呼ばれる仕事です。簡単に言うと、自社の医薬品の情報を収集管理して必要な相手に提供するという仕事です。そこでここでは、その仕事内容や特徴を詳しくご案内いたします。

膨大な情報量を分類して整理する仕事

まずは、主な勤務先とそこでの仕事内容をみていきましょう。まずは製薬会社が挙げられます。製薬会社では、日々新薬やジェネリック医薬品の開発に取り組んでおり、それらの医薬品の情報は膨大にあります。また、医薬品などに関する情報は、国内外の研究機関や厚生労働省、医療従事者から毎日のように日々新しく更新されます。

それらの最新の情報を収集して、分類、整理をしたものを提供する必要があります。これがDIとして重要な業務の一つです。情報提供をする相手は、医師、薬剤師など、医療従事者や、薬を服用する一般の方となり、安全な情報や最新の正しい医薬品情報をアドバイスします。

患者さんに安全で有効的に医薬品を使ってもらうためには、整理した情報から必要な情報を取り出し、的確に答える必要があります。

高いコミュニケーション能力も必要となる

次に、医療施設が挙げられます。医療施設では、医薬品に関する新しい情報の中でも重要且つ緊急性のあるものは、直ちに院内に伝達する必要があります。また、医薬品に関する情報、医薬品の効果や副作用、取り扱いなどに関するの情報は、とても膨大な量となります。

そのため、それらの情報を管理し、提供するDIは、薬剤管理指導を行う上でも非常に重要な存在となります。薬剤に関する知識の他に、コミュニケーション能力も必要とする仕事と言えるでしょう。

上記の他にも医薬品製造会社、医薬品卸会社、化粧品メーカー、健康食品メーカーなどでもDIに長ける求人を募集しています。転職を志している方は、薬剤師専門の求人サイトを活用することで効率的に求人を探すことができるでしょう。

様々な現場に貢献できる役割を担っている

DI業務を携わる者は、まさに薬のプロフェッショナルです。そのため、スペシャリストとして常に最新の情報を収集するとともに、情報を求める人に提供するという点に大きな誇りとやりがいを感じることができます。また、医療や研究の現場でも役立っていることにやりがいを感じることができます。

DI担当者からの情報提供で、これまで改善が見込まれなかった患者さんの症状が改善したというケースも少なくありません。情報は集めるだけでは意味がなく、適切に提供されて初めて役に立ちます。

常に情報とその場の状況を照らし合わせる努力を積み重ねていくことで、自分自身のスキルアップにも繋げることができる仕事と言えるでしょう。