必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2017年06月20日

安定を求めながら腰を据えて働きたいなら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

薬剤師の中で近年注目を集めているのが、公務員としてその資格を生かすことです。しかしながら、その実態はそれほど知られていないので仕事内容や求人の探し方など不明な点がいくつかあります。そこでここその実態をご案内いたします。

代表的な勤務先とその仕事内容とは

まず一番に挙げられるのは、県立や国立病院等の医療機関です。基本的には他の病院薬剤師と変わらず、医師の処方に沿った調剤や服薬指導を行います。また県立・国立病院の多くは急性期病院となるので、多くの実績があります。

そのため、病症の幅も広く、自分自身のキャリアを高めることが可能です。次に挙げるのは、保健所です。地方によって福祉保健所・保健福祉センター・健康福祉センター・保健福祉事務所などと呼ばれており、薬事だけでなく、食品や環境衛生など、多くの部署が存在しています。

その地域に住む市民にとって身近な部署であり、地域に貢献しているといったやりがいのを実感することができる職場です。

安定性を長きに渡って得られるメリット

メリットは、何と言っても安定性と言えるでしょう。もちろん、公務員としてではなくても安定性の高い職業として知られていますが、その中でも安定性は抜群です。また、生涯年収の高さも挙げられます。定期昇給がある上に安定している職業なので、長く働けば働くほど年収は上がっていきます。

また、産休育休なども取得しやすいため女性にとっては働きやすいと言えるでしょう。他にも住宅手当・扶養手当、さらには年金・退職金も確実に見込むことができることは、大きなメリットとなります。

一方で、その安定さから生涯働く方が少なくありません。そのため、さらなる高みを目指してキャリアアップを目指したい方にはあまり適していないと言えるでしょう。

難関を突破してなることができる狭き門

難易度が高いと言われる公務員試験を突破しても、募集が少ないのが現状となっています。各都道府県につき平均5名ほどのわずかな募集にとどまり、空きがなければ募集もありません。

そのため、試験に合格してもすぐに就職できるとは限らないことを予め知っておきましょう。一方で、社会人経験枠などもあり、筆記試験や面接を経て採用が決まることもあります。また、人気の職種は競争率も難易度も高く、応募には年齢制限がある場合があるので注意が必要となります。

さらに、不定期で追加募集や欠員募集を行うことがあるので、希望される方はホームページや情報サイトなどを日常的にチェックすることが大切です。