高校生になると、自分の人生について考え始める人も増え始め、授業も学校や学年によっては理系や文系志望者に分かれた授業になってきます。ここでは薬剤師を目指すうえで勉強した方がいいことについて紹介しています。
大学に入って勉強に明け暮れる日々にならないために高校生の場合、当面の大きな目標である大学受験が控えていたりと、自分の適性や将来について考える機会に直面することも多くなります。薬剤師という仕事に興味を持ち、薬学部への進学を考えるのであれば、学習面について考えておかなければなりません。
化学や生物、数学はとくにしっかりと勉強することが大事です。これらは薬学部に入学してからも知識の土台となります。実際に大学1年生で学ぶ有機化学や生物学などは、高校のときに学習した知識がしっかりと定着していればスムーズにパスしていくことが可能です。
しかし、逆に言えば、この部分の学習が不足していると大きな負担になります。見聞を広められる学生生活が受験の時の延長とならないよう、しっかりと高校生のうちから勉強しておくことが重要です。
薬学部の入試は多様化しており、入学時の学力がそれほど要求されない大学もあります。しかし、その大学も学力不足で入学しても、授業についていけずに留年、または進路変更、退学となってしまっては本末転倒です。大学でも補講を受けられるように配慮はしていますが、難しいのが実情です。
高校で習う科目は、国家試験でも必要とされている知識の基礎となりますから、薬学部を目指すにあたって化学や生物は避けては通れないものだと理解しておきます。
そのため、入学してからではなく、受験を控えた高校在学中に得意しておけば、受験時の頑張りによってはさらに上の大学を志望することも可能になりますし、大学の授業が復習となって知識固めが容易にできます。
病院も薬局も調剤併設のドラッグストアも、国の医療政策の変化ひとつで経営に大きな影響を受けますから、薬剤師という働き方も変わらざるを得なくなってきています。その中で、薬局における在宅医療への取り組みや、病院の病棟管理指導加算などがそういった流れを象徴しています。
キャリアデザインする上で、政策の影響を受けざるを得ないをいうのが事実です。そのため、日ごろから学校での勉強以外にも新聞等で情報収集することを心がけ、業界の先読みができる力を身につけておくことも大事になります。
幸い医療制度改革は国が行うものですから、随時関係省庁のホームページでも公開されていますので、ビジョンを把握し学ぶべきことを見直していくことも大事です。