必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2017年07月29日

業務内容は実に幅広く展開されている

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薬剤に携わる唯一無二の存在として、全国的に求められる専門家ですが、医師と違って、救急搬送されるなどの医療に従事するのではないため、ハードワークを懸念する資格でない点も評価されています。主婦など、女性も活躍しやすい業務内容も魅力の1つです。

色々な携わりで違ったサポーターになる

これまでと違う患者寄りのサポートには、保険薬剤師が携わり、調剤薬局でも互いの顔が見える関係で服薬指導などが提案されています。仕事量が若干増えているのは、患者とのコミュニケーションの時間を長めに設定していたり、処方監査を目の前で見せる、確認時間を取っていることも理由の1つです。

これまでと違い、服薬状況や残薬の状況を含めた薬歴管理、処方箋通りの調剤の判断が必要となります。これまでは、患者への確認が重要視されてきたものの、判断することも役割となっています。

調剤薬局といっても、隣接する病院の規模や、外来数などによって応需する処方箋の枚数も異なります。月平均1500枚であれば、6名程度でも十分活動可能です。人材を多めに補充する薬局は増加傾向で、かかりつけとしての活動を担うケースが評価されています。

かかりつけで患者に安心を浸透させる

かかりつけ医師同様に、薬剤業にも同じ事柄が求められるようになり、併設や隣接する薬局でも育成する研修会も行われています。得たことをベースにそのスキルを浸透させる内容で、対象となる患者に関して、服薬支援計画を作成する業務内容もプラスされています。

一例では、数種類の薬剤を服用する患者に対し、適正管理による健康寿命の延伸を目標とします。1人で買い物へ出かけられる、いわゆる患者の立脚を掲げるなど、薬歴管理を担う専門家だからこそ可能とする支援の1つです。

もちろん、薬歴のみならず、ニーズに合わせて体調面も確認し、処方変更の必要性も医師へ届けるなど、細かな業務内容がプラスされています。

管理体制も強化しながらチームで働く

取り組み1つ加わるだけで、薬剤業務に限定していた仕事の度合いが高まり、個々の労力は必然的に増えてしまいがちです。医師や看護師の人材不足は懸念されていますが、薬局の数、働き口が数多い薬剤関連では、人材も増加傾向です。

患者への負担額が増えるより、治療効果などの満足度が高まる結果も報告されていたり、他科の処方箋枚数増といった薬局側のメリットも期待されています。もちろん、本来の業務内容となる指導後、速やかに服用歴の記録を完了することは必須で、同一患者に関して、全ての記録が必要に応じてスピーディーに参照できるように保存や管理します。

患者が服用する薬剤との相互作用など、飲食との摂取状況までがしっかり確認でき、副作用リスクを減らしています。