必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2017年08月08日

知っておきたい専門薬剤師の業務内容

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一般の薬剤師からキャリアアップするために多くの人々が専門性を持つことを目指しており、その中でもがん専門薬剤師が人気を集めています。これから目指すという人はその仕事内容について知っておくことをおすすめします。

がんの分野に特化した仕事について

通常がん治療は医師や看護師、放射線技師といったスタッフがチームになって治療が行われます。このときに薬剤師は抗がん薬を選んだりレジメンを作成したりします

レジメンとはがん治療の薬の種類や投薬期間などを記した計画書です。また抗がん剤を使用すると副作用が起こりがちですが、その副作用に対する対応も行います。さらに抗がん薬の管理など、この他にも様々な業務があります。

この試験を受験するためには知識さえ身に付けていれば良いというわけではなく、実務経験を5年以上有している必要があります。また日本国の免許を持っていることも必要です。認定された後には5年ごとに更新しなければなりません。

ある病院におけるがん専門薬剤師の業務

ある病院における業務は抗がん剤の調整と服薬指導で、病棟や医薬品情報室などどこに配属されるかによって業務内容は異なってきます。この病院ではがん領域だけではなく、その他の業務をすることもあります。オンコロジーセンターもあり、がん治療を受けるために通院している患者に対して薬学的管理指導が行われています。

がんを治療するための薬に関する説明や薬の調整、治療中のサポートも行います。働きはじめてから3年から5年という中堅のスタッフに対して研修を行ったり、新人教育を行うこともあります。

広い視野をもって仕事に臨むことが大切だと言われており、それぞれの患者に合った指導を行います。

現在この職に就いている人のやりがい

抗がん剤による副作用の症状は患者によりそれぞれ異なりますが、その対策を提案して副作用が軽減でき、喜ばれたときなどにやりがいが感じられるとのことです。薬のチェックは非常に重要で、患者が他の薬を併用している場合には処方する薬の量などをしっかりと確認することでトラブルを事前に防ぐことができます。

また連携を積極的に進めており、病院と薬局が一緒に働きやすくなる環境づくりも行っています。勉強会を開いて双方の違いを確認することで薬局と病院の距離が縮まり、互いに働きやすくなったとのことです。今後は全ての患者に対して服役指導ができるようにしたいという抱負を語っています。