必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2017年08月26日

薬物汚染から日本を守る大切な職業

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刑事ドラマで見た経験がある人もいるかもしれませんが、麻薬取締官につくためには、薬剤師の資格を所持している事が必須条件の一つとなっています。それ以外の選択肢もありますが、所持している事が受験資格となっていることは事実です。

日本を薬物犯罪から守るための心と身体

薬物犯罪率が年々上昇してきていますが、日本を薬物から守るための仕事のひとつが麻薬取締官です。必要とされているのは麻薬を許さない正義を愛する心と、刑事と同様の体力や忍耐力、胆力といった心身の丈夫さが必要とされます。

その上で語学力や情報処理能力もあると便利です。語学力はバイリンガルよりもトリリンガル位話せると、さらに役立つでしょう。昨今ではスマホやパソコンを使った取引が横行しているため、語学力だけではなく、情報処理能力も必要とされるゆえんです。

さらに薬物取締りに関するだけではなく、さまざまな法律に通じている必要があります。ただし最も重要なのは薬物に対する深い知識です。

採用試験は不定期となっている事

通称マトリと呼ばれることも少なくありませんが、その数は全国で約260人ほどと決められています。そのため、採用試験はいつ行われるのか、定期的に確認することが必要です。なお、薬剤師の資格を所持していて29歳までの人が応募できるといわれているため、採用されるには29歳までの応募が必要といえます。

欠員が出なければ募集をかけられないため、毎年募集するわけではないことを理解して応募してください。比較的人口が多い関東や近畿では募集されやすいといわれています。なお、マトリの半数は資格を所持しているといわれ、応募する前に問い合わせを行うことで応募できるかどうかを明確にできるでしょう。

働き方は刑事に似ている場合が多い

刑事と明らかに異なる働き方としては、おとり捜査が可能な点です。警察ではあまりおとり捜査は行われませんが、マトリは行われる傾向が強いといわれています。それ以外では警察と同様、逮捕権や拳銃所持が認められているほぼ唯一の職業といえるでしょう。

なお、マトリは警視庁ではなく、厚生労働省の管轄となります。なお、捜査活動に注目が集まりがちですが、それ以外の仕事も多数存在しています。医療関係者をはじめとした合法の麻薬取扱者に対する指導や監督をはじめ、薬物中毒者対策や薬物乱用をしないように啓発活動といった多岐にわたる仕事です。

時々学校で薬物の怖さを教える人は、マトリといえるでしょう。