薬剤師と言っても様々な場所で働くことができるため、就職する前にそれぞれの職場の業務内容について事前に確認しておくことをおすすめします。ここでは病院で働く病棟薬剤師の仕事について具体的に紹介してみます。
知っておきたい病棟薬剤師の業務内容2012年に行われた診療報酬の改定に伴って、病棟に薬剤師を配置することがこれまで以上に大切であると認識されるようになりました。その業務内容とは、医師によって作成された薬物療法計画書を確認して必要に応じて投与量や投与方法の変更を提案します。
このためには薬物療法に関する深い知識が必要となるため、常に知識を深める努力が必要となります。また患者に対して投与している薬の情報を提供したり、服薬指導も行います。副作用の可能性についても患者の状態から予測できるようにならなければなりません。
さらに患者がどのような薬物療法を行っているのかという情報を医師や看護師と共有する必要もあります。
この仕事の年収は450万円から600万円であることが一般的です。どの病院や医療機関で働いても年収にそれほど大きな差はないと言われています。医師や看護師と一緒に連携して働くことが多いためコミュニケーション能力が高ければ良いと言われており、患者に直接服薬指導を行ったりと治療に直接かかわることができるため大きなやりがいを感じることができます。
特にないといけないという資格があるわけではありませんが、栄養管理サポート専門療法士があれば栄養管理業務にかかわる機会が与えらえます。また緩和薬物療法認定に関する資格があれば、がん患者の治療に加わることができるようになります。
実際に治療が行われている医療現場での業務となるため、常に新しい薬や治療法に関する知識を身につけたいという向上心のある人や積極的に勉強する姿勢がある人に向いていると言えます。
また医師や看護師と一緒に1つのチームとして治療をすすめていくことが多く、患者の情報や薬物療法に関する情報をチームで共有できるように十分にコミュニケーションをとる必要もあります。今勤めている職場が考えていたものとは違ったという場合や、さらにスキルアップしたいという場合には薬剤師に特化した転職サイトを利用して自分にあった求人情報を探してみることをおすすめします。
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