薬剤師の世界でも、大学院に行ったか行っていないかで、できる仕事の種類は変わってきます。病院の薬局長のポストを狙っているのであれば、積極的に院には行っておきたいものですよね。教育の道に進みやすくなったり、基本給が上がったりと、それ以外にもメリットは多いです。
大学院に行けば専門性を高められる大学院に行くと、より深く一つのことについて勉強を進めていくことができます。専門性を高められるということですね。院は四年通うのが基本ですから、国家試験から四年後まで社会には出られなくなってしまいますが、それだけのデメリットがあっても院に行く選択をする人は多いです。
それはなぜかと言えば、ここでしか手に入れることのできない専門的知識があるからです。より薬学について深くマスターしたいという知的欲求を叶えてくれる場所は、院ぐらいしかありません。
ですから、社会に出るのが遅れても選ぶ価値は十分あります。社会もそのことは認めてくれていて、院を出ている人については特別扱いをしてくれる場合も多いです。
病院の薬局長になるのは、非常に大変です。学歴が物を言ってくる場面も多くなるからです。院にまで行っていれば、薬局長のような上位のポストは狙いやすくなります。学歴があるというだけで、ライバルを蹴落としていくことができるからです。
将来的に出世をして、他の人ができない仕事までしたいなら、若いうちには多少の苦労はしておくといいでしょう。一般の薬剤師には選べない道も選べるようになって最高です。教育の道に進むことも、視野には入ってきます。
上手くやれば大学で教鞭を振るうこともできるようになりますし、院に行っているだけでも、人生の幅は相当に広がるのではないでしょうか。若い時代の四年は大きいですが、その四年の経験が後々の人生に大きな影響を及ぼしてくれます。
院卒なら、普通に薬局やドラッグストアで働くときにも基本給が上がる可能性が大きいです。基本給は毎月のことになるので、一生で見れば相当な得ができるはずです。ただ、その分、若いうちには色々と大変なことも多いので注意です。
特に四年という時間のロスが発生することと、巨額の費用がかかる点は知っておきたいですね。最終的に時間のロスも、かかった費用もリカバーすることはできるでしょうが、20代の間は人から遅れを取っているような感覚に陥ることが多いです。
精神的にも強くなければ院には通うことができません。将来のことまできちんと考えた上で、納得した上で通わなければ、選択ミスをしたかと後悔をすることもあるでしょう。