必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2017年09月16日

薬を作り出すところから臨床関係まで

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病気はどんどん新しく出てきますから、それに対抗する薬が必要です。また、これまでよりも良い薬が求められています。新しく作っても、それが有効でなければいけません。そして、人に実際に使ってみて効果があるかも調べます。

これまでなかった薬を作り出すことができる

ニュースなどで、医学的な発見などが発表されることがあります。世界的にも評価されるようなものだと、表彰されることもあります。表彰されるようになると、よりそれに対する研究がしやすくなり、製品化も進めやすくなる場合があります。

実際は、発見するまでが非常に大変といえます。薬剤師が行う新薬に関わる仕事としては、これまでなかった薬を作り出すことが挙げられます。病気の中には、治療薬がないものもあります。

そのための薬であったり、これまであった薬よりも効果のある新しいタイプのものを作り出すこともあります。化学物質は非常にたくさんあるので、机上で案を出し、実験などを行って製品化を目指していきます。

できた薬の安全性や有効性を分析する

製薬会社においては、一人ですべてを行っているわけではありません。いろいろな人が役割を持っています。世の中に出ている薬は、国からもきちんと認証を受けているものですが、社内にはいろいろな段階の薬があります。

実際に世の中に出回るのは、その中の一部になります。薬剤師が新薬関係の仕事をするとき、薬の安全性や有効性を分析する業務があります。何かの病気などに効くとして薬は作られますが、それが本当に使えるのかを調べる人です。

実際の所、作り出された段階では問題も残っています。こちらで問題点が排除されることによって、ようやく認証に出す薬が作り出されます。薬になる前の最終段階と言えるかもしれません。

臨床試験を行うときに必要になる

薬が国に承認されるには、その薬が、目的の病気に対して一定の効果があることを示す必要があります。発売されていない薬に対してどうやって効果を調べるかですが、やはり実際に人に対して使うしかありません。これは臨床と呼ばれます。

いろいろな症状の人に対して使ってみて、それなりの効果が得られた場合、承認を受けるための情報が得られたといえるでしょう。薬剤師が新薬のために行う仕事には、臨床試験の時に必要になることが挙げられます。

まだ認証されていない薬を使うことを、その病気の人などに使ってもらうことで情報を得ます。その人たちに協力をしてもらうべく患者のサポートなどを行う必要があります。