必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2017年09月02日

調剤薬局になくてはならない存在とは

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薬に関する職場では、医療品の情報等をまとめたり調剤に関する有資格者に対して、教育や指導をする存在が必要不可欠です。その為に調剤に関する有資格者をまとめ上げる存在がいます。それが管理薬剤師と呼ばれる存在です。

そもそも一体何なのか、どんな人がなれるのか

医療品の取扱いや販売製造を行う場所では、管理薬剤師がいます。何故なら、薬事法で置かなければならないと定められているからです。経営そのものは無資格の方が行っても問題はありません。

ですが医療品を取り扱うには必要で、存在しなければ経営を行なえません。業務内容が調剤関係の他に多岐に渡る為に、有資格者でありそれを必要とする仕事を3年以上の行ってきた実績が必要になります。その上で必要な能力が幾つかあります。

責任感、向上心、取り締まる能力、コミュニケーション能力、経営者視点の5つです。調剤に関わる有資格者のリーダーと聞くと、実力も知識もトップレベルじゃないと駄目だと思われるかもしれません。しかし基本的には資格があれば、目指すことは可能です。

調剤に関する知識や経験がなくとも、勉強しながら磨くことも出来ます。

業務内容はどんなものがあるのか

業務内容は大きく4つあります。まずは、薬剤に関する取り締まりです。それに関する情報収集も行います。次に人的マネージメントです。有資格者の教育と指導は勿論、シフト調整も行います。

そして経営の監督や運営です。意外に思われるかもしれませんが、金銭内容に関することを行ったり時に経営者との協議があります。最後に医療機関や他の薬局との連携、メーカー等への対応を行う対外活動があります。勿論、最終責任者として調剤ミスやクレームが発生した場合は適切に対応する必要がありますし、薬局グループの会議では出席を求められることがあります。

ただ調剤の知識や実績があれば良いというものではありません。人との連携を重視した業務内容が多いため、コミュニケーション能力が大切になります。

一般的な有資格者と一体何が違うのか

一般的な有資格者と何が違うのか気になる方もいると思います。まず、仕事先に違いは殆どありません。薬事法では病院には置かなくてもよい事になっています。しかし沢山の医療品を扱う病院には、監督者の存在は必要不可欠です。

一般よりも立場が上なのは勿論、出荷の最終判断を行うために製造業の場合は工場長よりも高くなります。そして監督者の役割ですので、複数人いることは珍しく大抵の場合は1人だけです。対して調剤に関わる有資格者は規模に合わせて複数人雇用されています。

内容も調剤に関わる業務を中心にする有資格者とは違い、有資格者や医療品に関する様々な管理が中心になります。薬業の1番責任が重く、時として経営者にも意見を述べる必要が出てきたりします。