必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2017年10月01日

病棟の薬剤師の役割や業務内容について

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病棟薬剤師の仕事については調剤室ではなく、それぞれの病棟に配置された上で入院患者に関する薬剤の関連業務について行っていくことをいいます。また、病院の規模によって異なってきますが調剤室においての業務と兼任して行っていくことがほとんどであり、薬剤師の業務内容の割合としては色々となっています。

薬剤に関して知識を有していないと対応が出来ない

大規模病院においては病棟薬剤師として専任している方もおり、近年において、医療についてもますます発展しており、それに伴って薬物療法に関しても高度化しています。つまり、医療に関する質の向上や安全性において病棟についてのチーム医療に対して薬の専門家である有資格者が参加していくことがかなり重要になってきています。

また、現在では、医療現場に関しては後発品が増えており、薬剤名や効果、副作用など薬剤について幅広い知識を有していなければ適切かつ即時に対応することがが出来ないような環境になりつつあるでしょう。ただし、現在の現場においては、未だに有資格者がチーム医療に参加していない状況がほとんどとなっています。

チーム医療に参加させることが大変重要になります

ほとんどは医師や看護師が注射剤による調整であるミキシングや薬剤間による相互作用などの確認を行っており、それによってミスが発生して、患者が被害に合われている場合もあります。そして、医師や看護師による負担を減らしていくことはもちろんでしょうが、そういった副作用などによる問題を無くしていくためにも有資格者を増やした上で、チーム医療に参加させていくことがかなり重要になっています。

そして、主な業務としては入院患者に対する服薬指導や薬剤の投与(種類や量、投与方法など)に関して医師等と協力して行い、薬物血中濃度によるコントロールや副作用のモニタリングを実施していきます。

出来ない業務がいくつかあります

なお、その実施結果に関して医師に対してフィードバックや提案などを行います。その他にも抗がん剤などによる無菌調整を行ったりもします。また、その他にも有資格者以外のスタッフが薬剤に関する業務を行っていく際には薬剤の専門的な立場より助言を行う場合もあります。

なお、給料に関しては一般的な有資格者と変わりません。したがって、調剤薬局やドラッグストアと比較すれば低くなるでしょうが、有資格者でなければ出来ないような業務がいくつかあります。したがって、患者との距離についてもかなり近く、チーム医療についても参加することができますし、有資格者としての経験に関しては多岐に積んでいくことができます。