必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2017年11月20日

薬局の在庫管理の裏側には工夫があった

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風邪を引いた時、薬局に薬を買いに行くという人は多いでしょう。最近では十分に効果がある市販薬も出ており、近所に薬局があれば風邪程度で病院に行かなくてもよくなったように感じます。薬局は、文字通り薬品を消費者に向けて販売するところですが、商品になっている薬は一体どのように管理されているのでしょうか。

実は、薬局の薬品管理には薬剤師の工夫が詰まっています。薬局の商品管理の仕事は、その店舗に努める薬剤師が行います。薬品の管理というのは、そんなに簡単ではありません。いつ薬が必要な人が来てもいいように、かつては発注数を多めにすることがよくありましたが、代替となるジェネリック薬品が広まった現代では、これが過剰在庫を抱える原因になっています。

薬にも使用期限があります。在庫のまま使われることがなくすべて棄却、そんな事態は避けなければなりません。この在庫リスクを軽減すべく、各薬局ではそれぞれで工夫がされています。例えば、在庫管理を薬剤師全員で行うようにし、在庫を確認して本当に必要な薬だけを発注するという仕組みを取り入れた薬局があります。

この仕組みのおかげで、過剰発注の減少など在庫管理の効率化に成功しています。