必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2017年12月28日

薬剤師はコミュニケーション能力も必要になる

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この頃は街中でもけっこう高齢の方を多く見かけるようになりました。改めて高齢化社会という時代が到来したのだと実感される方も多いのではないでしょうか。でも、これからはもっともっとお年寄りが増える、いわゆる超高齢化社会もすぐ目の前に迫っているのですね。高齢者が増えると気を付けたいことも多くなりますね。たとえば、お年寄りは常時薬を服用されている方が多いですから、その薬を誤って飲んでしまわないように注意すること、これは本当に大事なことです。あたりまえのことを言うようですが、この薬というものは人の命にも関わるものですから、服用の際には充分に気を付けなければいけません。薬は飲み方次第で妙薬にもなるし毒にもなります。特に現代ではお年寄りの一人暮らしがけっこう増えていますよね。ヘルパーさんにお願いするということもできますが、ヘルパーさんだって四六時中、同じ高齢者を見ているわけにはいきません。どうしてもお年寄りが自分で薬を服用することもあるわけです。この薬を扱うプロフェッショナルが薬剤師です。この職業は医師が処方した薬を調剤する業務に携わっているわけですが、仕事はそれだけではありません。もう一つ重要な仕事があります。それが服薬指導というものなですね。これは読んで字の如く、患者さんに調剤した薬を手渡す際に、その服薬の仕方や考えられる副作用のことなど、これらを詳しく説明する業務です。とっても大切な仕事ではあるのですが、患者さんによってはそういうくどくどとした説明はいらないから、早く帰りたいという方もけっして少なくありません。患者さんにしてみれば、ちゃんと医者の先生が処方してくれたものなのだから、それをただ飲めばいいだけなのではないか、と思っている方も実に多い。これはもちろん間違いです。薬には大なり小なり副作用というものがあります。それを知らないで服用してしまうと、何か異変が起きたときにはパニックになってしまうのですね。特にお年寄りにはそういうことが多いです。ここで薬剤師に求められるものは、患者さんに効率よく服薬指導ができるようになること、なのですね。それには当然のことですが魅力的な会話が必要でしょう。総じてコミュニケーション能力というものがこの職業には求められるわけです。こうしたコミュニケーション能力が必要になるのは何も調剤薬局だけではありませんよね。街のあちこちに点在するドラッグストアなどでも重要になります。話し方が魅力的な人は、人間性にも惹かれるものですね。