薬剤師はすでに高い知識と技術を持つと認められた資格ですが、更なるスキルアップを目指すなら更に専門性の高い認定資格を取るのがお勧めです。研修を受けて試験に合格しなければいけませんが、質の高い業務を行うためにはどんな勉強をすれば良いでしょうか、
期限付きのよりハイレベルなライセンス現在日本では医学や薬学のレベルがどんどん上がり、高度に専門化しつつあります。そんな中、特定の分野に深い知識を持ち、高度な技量を持つ人材が求められています。すでにライセンスを持つ人が更にスキルアップするために設けられた認定制度が認定薬剤師です。
研修を受け、学科によっては試験に合格することで、期限付でハイレベルなライセンス保持者として証明されることになります。しかもこの認定は3年ごとの更新を要するため、常に最新の知識レベルを維持しなければいけません。
今までは複数の大学や学会などが個別に認定をしていましたが、2004年から認証機構が確立し、一括して評価と認証を行っています。
すでに持つライセンスを更に高める努力をする理由は、薬学の専門家としてキャリアアップできる期待があるからです。薬学を漠然と学ぶのではなく、客観的に認められるスキルを得ることは、モチベーションの向上にもつながるでしょう。
現場で医師からの信頼も得られますし、そうした事から収入がアップする期待もあります。知識を高める喜びはありますが、やはり年収もアップしたいというのは誰しもが持つ当然の希望でしょう。研修や試験を受ける必要がありますし、勉強には時間もコストもかかりますが、やはりキャリアアップは挑戦しがいのある具体的な目標です。
最長4年という期限内に40単位の取得が必要となり、ライセンス取得後も3年毎に30単位以上の取得が必須となります。
すでに就職している人は、仕事と研修を両立させるのはかなりハードでしょう。職場からの推奨や支援は必須となりますので、取得に向けて働きやすい環境を求めて転職する人も少なくありません。
求人の中には、ライセンス取得を支援する総合病院の求人などもあります。理解のある職場ならモチベーションを保ちながら仕事と勉強を両立できるでしょう。ライセンスは、日本医療薬学会が認定しているものや日本病院薬剤師会が認定するもの、日本臨床救急医学会が認定するものなど様々です。
ほかにも日本小児臨床薬理学会、日本緩和医療薬学会、日本生薬学会などたくさんの団体が認定ライセンスを持っています。自分がなりたいスペシャリストを目指して、是非挑戦してみて下さい。